⚠ バッテリー関連
ガス欠以外によくある原因としては、バッテリー関連のトラブルが考えられます。ここでいうバッテリーとは、電気自動車で使われる「走行用の電気が蓄えられたもの」のことではなく、ガソリン車などにも積まれている「セルモーター(エンジン始動用のモーター)や電装品を動かすためのもの」のことを指します。
・バッテリーが上がっている
車のエンジンを始動するために必要なのが電気です。電気は他にもカーステレオ、パワーウィンドウ、ライトなどの電装品を動かすためにも使われています。これらの電気は普段バッテリーに蓄えられており、エンジンの停止中など必要なタイミングでセルモーターや電装品に供給されています。
もし、必要とされる電気の量が、バッテリーに蓄えられた電気の量を上回ってしまったとしたらどうなるでしょうか? そのような状態のことを「バッテリーが上がった(上がっている)」といいます。バッテリーが上がってしまうとエンジンがかからなくなったり、かかりにくくなったりするので要注意です。
・バッテリーターミナル腐食による接触不良
バッテリーは普段、バッテリー液と呼ばれる専用の液体で満たされています。しかし、経年劣化や液の入れ過ぎによってときどきこのバッテリー液が外部に流出する「液漏れ」が生じる場合があります。
液漏れが起きると、「ターミナル」といわれるバッテリー上部の突起が腐食し、それが原因となって接触不良が起きてしまうことがあります。バッテリーが接触不良になると電気が流れない、あるいは流れにくい状態になってしまうので、エンジンのかかり具合が悪くなってしまいます。
・バッテリーの液量不足
バッテリー液は、液漏れだけでなく「量の不足」にも注意が必要です。バッテリー液は充電に伴い一部が気化して量が減ってしまいます。定められた液量よりも不足してしまうとバッテリーが性能を保てなくなり、エンジンがかかりにくくなってしまうでしょう。
・バッテリーが寿命を迎えている
バッテリーの寿命は一般的に2~3年といわれています。寿命を迎えるころに交換すれば問題はありませんが、古いバッテリーを使い続けていると、ある日突然エンジンがかからなくなってしまうことがあります。
・気温が低い
寒冷地や冬に気温が低い場合、バッテリーの放電が正常に行えなくなってしまうことがあります。このように、気温が原因でバッテリーが役割を果たせず、エンジンがかからなくなることもあるのです。
自動車トラブルの際に駆け付けてくれるロードサービスで高額請求を受ける被害が相次いでいます。ホームページには「基本料金3480円」と記載されていましたが、24万円請求された被害者も。
⚠ 悪質業者にご注意ください!
✐ 具体的なトラブル事例
・ インターネット広告では「基本料金数千円~」と格安であることを強調しているが、結果広告に掲載がない費用を請求され、約10万円〜の請求を受けた。
・ 説明された費用が高額であったためキャンセルを申し出たところ、考えられない金額のキャンセル料を請求された。
・ ロードサービス業者を利用した後に保険金を請求しても費用の全額の支払いを受けられないことがあります。事故や故障でレッカー等が必要となった場合は、まず損害保険会社または保険代理店にご連絡ください。
・ ご契約の自動車保険にロードサービスが付帯されているか分からない場合でも、損害保険会社や保険代理店にお問い合わせいただければ、契約内容を確認することができます。
・ ご契約の自動車保険でロードサービス費用を請求できない場合でも、車をご購入された販売会社(ディーラー)が提供するロードサービスや、会員制のロードサービスを利用できるかも確認しましょう。